Q:資本金の決め方、株式の金額、株数の決め方は?

資本金の決め方

従来は株式会社設立のためには、1000万以上必要でしたが、
新会社法では、1円でも株式会社が設立できるようになりました。

法律上は1円でも可能ですが、資本金が少ない場合は、すぐ資金繰りに行き詰ってしまいます。対外的にもある程度資本金があったほうが信用面で有利だとはいえます。

また、許認可事業、例えば建設業の許可の場合は500万以上の自己資本が許可の条件になっていますので、業種によっては資本金の額の考慮が必要であるといえます。

資本金は事業の元手ですから、当面の資金繰りはまかなえる程度必要です。
3ヶ月程度の資金繰りを考えておくのがよいでしょう。

株式の金額、枚数の決め方

株式の金額と株式の枚数についてですが、こちらは、いくらで発行するのかは自由に決められますので資本金の範囲内で自由に決めてもらって構いません。

ただ一株の金額が大きすぎる場合 (例)資本金300万円で一株100万円で発行するといった場合は、一株の値段が高額なので、後に増資をする場合に少額の出資をうけることがしにくくなります。

逆に一株の金額が小さすぎる場合 (例)資本金300万円で一株1円で発行するといった場合は、将来株式を当初より安く発行することができなくなります。

いずれの場合もあとで増資を行うときなどに不自由する可能性があります。
小規模会社設立で一番多いパターンは一株5万円です。

発起人が1人で資本金が300万円の場合は一株5万円で発行して、60株保有という形になります。将来増資するなどのことを考慮すると5万円くらいが適当と思いますので、うまく決まらない場合はこの金額でよろしいかと思います。

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